【景気悪化】中国を為替操作国として任命【米中貿易摩擦】
はろー(ノ)・ω・(ヾ)
ますます中国と米国との対立が激しくなっていますね。
米国が中国に対して制裁を課すとした、先週末あたりから株安・円高の一報を保っています。
ドル円は今年1月上旬に瞬間的に104円台前半まで円高になりましたが、これを除けば1年4カ月ぶりの円高水準だそうです。
日銀も5日に、相場の急変を受けて緊急会合を開催。財務省の財務官は会合後、「過度な為替変動は望ましくない。必要に応じて対応する」と急速な円高の動きをけん制しています。
必要であれば金融緩和も先手をうっていくという姿勢です。
また5日は、株式市場で日経平均株価が一時、500円を超す大幅下落となったことも、円買いの要因となったのでしょうか。
NYダウもあわせて大暴落..
さらにそこに加えて、米が5日、中国を「為替操作国」に指定。
米中の戦いは、ついに為替問題にまで発展しています。
これ受けて、中国側もさらに対立してきました。米中の目まぐるしい応酬が続いている状況。
米国の操作国の指定は1994年以来25年ぶりとのこと。
5月に公表した半期為替報告書では指定を見送ったが、米中対立の激化で状況は一変。
中国側は6日、為替操作国の指定に「深い遺憾の意」を表明する声明を発表。
「わがままな単独主義と保護主義の行為で国際ルールを激しく破壊し、グローバルな経済と金融に重大な影響を及ぼす」と米国を批判した。と報じられています。
しかし、為替操作だ。
といった米国も「(元安は)為替操作だ。FRBよ、聞いているか?」と、ドル安誘導の催促とも取れるツイートをしたらしい笑。
おまえもだよ。と突っ込みたくなりますね笑。
通貨摩擦にまで広がった米中対立ですが、25年前も、米国が為替操作国に指定したのは中国。
世界の二大経済大国が通貨安競争で対立を深めれば、通貨高のリスクや消費税増を控えた日本は・・・
新興国が追われるように通貨安に走れば、経済が脆弱な新興国ほど資本流出のリスクにもさらされてしまいます。
世界経済の減速が加速しかない状況で、25年前の悪夢が再び起きかねないほど、米中の通貨戦争は危ういのかもしれませんね。
南アフリカは株・債券・為替がそろって売られるトリプル安。
新興国通貨も安全資産である円が買われて、のきなみ通過安…
私の含み損はまだまだ解消されなさそうです涙
市場の予想で今週中に「1ドル=105円」を超える円高が進む可能性があるとも予想されていますので、今後も相場には注意が必要かと思われます。
(参考)為替操作国について
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米財務省が、経常収支を調整したり貿易で競争上の優位を得たりするため為替を操作していると判断した国を指定する。指定した国とは協議を実施し、為替介入の透明性確保や通貨切り上げを求めたりする。相手国の改善が見られない場合は輸入品への関税など制裁措置に踏み切る規定もある。
半期ごとに主要な貿易相手国の通貨政策を分析する為替報告書では(1)対米貿易黒字が年200億ドル以上(2)経常黒字が国内総生産(GDP)比で2%以上(3)為替介入による外貨購入が1年で6カ月以上かつGDPの2%以上——の条件を分析。原則2つに該当すれば「監視リスト」に指定する。3つすべてに当てはまれば、制裁を検討する対象になる「為替操作国」に指定することがある
日経新聞より
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